介護の仕事で働く障害のある人たちの中には、職場の人たちが障害者や高齢者のお世話に慣れているので、自分のことをよく理解してくれて働きやすいと感じる人もいます。
でも、普通の会社で働く障害のある人の中には、知的障害者や精神障害者などは特にストレスがたまってうつ病になってしまう人もいます。給料が少なくて不満を感じている人も多いです。
障害者雇用として介護の仕事につくことで、こういった問題を解決できるかもしれません。普通の仕事とは違う良いところもありますが、気をつけるべきこともあります。
この記事では、障害者雇用で介護の仕事を探すときのポイントや、仕事を変えるときに注意することについて説明します。みなさんが自分に合った仕事を見つけられるようお手伝いします。
介護求人は給与が高くてもシフト勤務・実務経験が必要
介護職やヘルパーの求人の内容や働き方は、施設・事業所の規模・種類によって様々です。このため同じ介護職で働いていても、現在働いている勤務先以外の施設や事業所の特徴は詳しくわかりません。
上の写真は特定養護老人ホームですが、こうした施設の介護職に就職や転職で成功するためには、特定の施設や事業所に絞らず、多くの障害者採用の介護職求人の中から選んだ方がいいです。そのためには、それぞれの施設や事業所の特徴を十分理解しておく必要があります。
主な施設・事業所別の介護職の仕事内容や特徴は、以下の通りです。
施設・事業所 | 運営 | 要介護度 | 特徴 |
特別養護老人ホーム | 公的 | 中・重 | 食事・入浴・移動・排泄介助などの身体介助 |
介護老人保健施設
(老健) |
公的 | 中・重 |
|
介護付き有料老人ホーム | 民間 | 中・重 | 24時間生活支援・介護 |
住宅型有料老人ホーム | 民間 | 軽・中 | 食事・掃除などの生活支援 |
サービス付き高齢者向け住宅 | 民間 | 軽・中 | 生活支援、介護型は身体介護 |
グループホーム | 民間 | 軽・中 | 小規模施設で共同生活する認知症利用者へ介護 |
ケアハウス | 公的 | 軽 | 自立困難な60歳以上の高齢者に対する生活支援や介護 |
サービス付き高齢者向け住宅 | 民間 | 自立・軽 | 食事・清掃など生活支援 |
ショートステイ | 民間
公的 |
自立~重 | 利用者家族の介護負担を減らすために、30日間を上限に生活支援・介護 |
デイサービス | 民間
公的 |
自立~重 | 通所高齢者へ食事や入浴などの自立生活のための訓練のほか、レクリエーションなども行う |
デイケア | 民間
公的 |
自立~重 |
|
このように施設や介護サービスの種類によって、特徴が異なります。一般的に要介護度が重い利用者が多いほど、業務の負担も増えます。
車椅子を使った介護など、体力的な負担も大きいものとみられます。このため、ゆとりをもって働きたい障害者はグループホームなど、利用者の要介護度の低い施設の求人を選びましょう。
また、介護スキルを高めたい障害者は、多くの実務経験を積めるように介護付き有料老人ホームなどの利用者の要介護度が高い利施設の求人を選びましょう。
障害者雇用でも給与が高い介護求人
介護職は一般的に「どこでも人手不足なのに、給与が低い」といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
これは、利用者の要介護度の高低や施設の人員体制によるので一概にいえませんが、決して低くはありません。むしろ、事務職など一般的な求人よりも高く福利厚生や支援制度が充実している場合もあります。
例えば以下は、デイサービスを運営する会社の障害者雇用・正社員求人です。
介護職の求人ですが、月収が21万5千円からとなっていてます。一般的な正社員・事務職の月給よりも3~4万円くらい高いです。このように介護職は、たとえ障害者雇用であってもすべての求人で給与が低いわけではありません。
なお、この求人は東京都内です。このため「東京都内だから、給与が高いのではないか」と考えがちですが、地方であっても高い給与の求人は多いです。
例えば以下は、愛知県岡崎市の障害者介護の障害者雇用・正社員求人です。
障害者の自宅に訪問して介護する居宅介護の求人です。月給は23~40万円となっており、専門職並みです。応募条件で必須となっているのは介護職員初任者研修修了者(ホームヘルパー2級)のみであり、特に高い知識やスキルを必要としていません。
なお、この求人の勤務時間・休日は以下の通りです。
勤務時間は日勤勤務であり、週休2日・年休は105日です。一般的な介護職の求人の条件とおおむね同じであり、勤務時間については定時勤務なので恵まれています。
このように介護職の求人は給与は低いわけではなく、障害者雇用であっても高い給与をねらうこともできます。
ただ、高い給与の求人の背景には「人手不足が深刻で急募している」「職場の雰囲気が悪く、職員の入れ替わりが激しい」などの事情があります。
このため、高収入の介護職で就職や転職を考えている障害者は、求人の給与以外にも「勤務時間や休日が充実しているか」「残業が多くないか」などにも注意しながら求人選びをしましょう。
なお、こうした求人を避けて、少しでも優れた求人を探す方法は、最後に説明します。
介護職はチームワークと協調性が重要
介護職の現場では、どのような施設であっても共通して重要なのがチームワークです。
介護の現場は、どこでも人手不足です。少ない職員で多くの介護サービス利用者に対応しています。このため、職員同士が連携して効率的で一貫性のある介護が必要とされています。
例えば以下は、障害者自立支援施設を運営する社団法人の障害者雇用・正職員求人です。
指定障害者の生活介護の求人です。仕事内容では、チームワークや職員同士の連携が求められています。職員同士で連携して利用者に関する情報を共有しなければ、トラブルの原因となったり、きめ細かな介護ができなくなるからです。
例えば、介護老人保健施設やデイケアなどのようなリハビリの介護施設には、医師や看護師、リハビリなどの医療系の職員がいます。このような専門の違う職員がいる職場では意見の相違が生まれやすく、人間関係が崩れて職場の雰囲気が悪くなりがちです。
このため発達障害者や精神障害者のようにマイペースになりがちな障害者は、ことさら協調性を強調される求人には慎重になった方がいい場合があります。
このように、介護職では職員同士が連携する必要性が高いため、障害者であっても人並み以上に協調性や対人力が求められることを理解して求人を選びましょう。
夜勤・シフト制勤務や不定休が原則
介護職は介護サービス利用者の生活全般に関わる仕事なので、一般の仕事と違って夜間や土日・祝日であっても、利用者の要望やトラブルがあれば対応する必要があります。このため夜勤や交代制の勤務、土日勤務が普通です。
例えば以下は、高齢者の自立的な生活への復帰を支援する介護老人保健施設の障害者雇用・正職員求人です。
生活全般を支援・介護する求人です。勤務時間については、午後5時~翌朝9時30分までの夜勤があります。この求人の詳しい勤務時間や休日は以下の通りです。
勤務時間は「午前7時30分~午後5時」「午前8時30分~午後6時」「午前10時~午後5時30分」の日勤のほか、「午後5時~翌朝9時」の夜勤があり、シフト制勤務です。
また、休日も4週8休のシフト制です。週休2日ですが、一般的な仕事の求人のように「土日完全週休2日制」などの曜日の記載はありません。これは、障害者雇用であっても同じです。
ただ障害者の場合、通院は平日なので休日が土日や祝日ではないことがメリットといえることもあります。
このように、介護職は一般の会社のような定時勤務の求人は少ないです。また、休日は週休2日でも、日・祝日が定休となることは少ないことを理解しておきましょう。
応募条件は実務経験者や有資格者優遇が多い
介護職は専門性の高い職種のひとつです。このため、就職や転職のときには資格・実務経験が必須だったり、資格所持者や実務経験者が優先的に採用されたりすることが多いです。
例えば以下は、訪問介護事業所の障害者雇用・正社員求人です。
訪問介護の求人なので、利用者の自宅訪問のために運転免許が必要です。ほかにも、「介護職員初任者研修修了者」(かつての「ホームヘルパー2級修了者」)が必須となっています。
介護職員初任者研修の試験は、滅多に落ちる人がいないので、難易度は高くありません。ただ、終了までに講義や実技で100時間以上必要です。通院しながら働いている障害者にとっては、研修を修了する時間の確保は難しいです。
また、スクールに通って資格を取るには10万円近くかかることもあります。
ただ、研修を修了しておけば、ほぼすべての介護職求人を選ぶことができます。実務では、介護の知識がある場合とない場合を比べたとき、仕事のやりやすさが格段に違うからです。このため、介護職員初任者研修で身体介護や認知症の知識があれば、実務未経験でも仕事に取組みやすいです。
ほかにも、介護職員初任者研修を終了しておけば、資格手当が月に数千円もらえます。そして実務を積めば、以下のようなキャリアアップを目指すことができます。
- 介護職員実務者研修
- 介護福祉士
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
このように介護職で就職・転職しようとする障害者は、介護職員初任者研修を修了して求人選びをした方が、求人の選択肢が広がります。また実務未経験であっても仕事を始めやすく、将来のキャリアアップにつながることを理解して求人選びをしましょう。
目的や障害の特性に合わせて選ぶ介護職・ヘルパー求人
このように介護職は資格や経験が必須だったり、不規則な勤務時間や土日の勤務で大変なのが普通です。また、ことさらチームワークを強いられがちで、職場によっては働きづらいと感じる障害者は多いです。
このとき障害者雇用では、通院時間確保のための勤務日時に対する配慮や、対人不安の強い精神障害者など働き方に配慮してもらえます。
また、介護職の働き方は施設や事業所によって様々なので、自分の障害に合った働き方ができる求人が多いです。
そこで以下では、障害者雇用の介護職のメリットや特徴を詳しく確認していきます。
障害者雇用であれば介護職でも業務に配慮してもらえる
多くの介護職の障害者は一般枠の採用で働いていますが、障害が原因で働きづらいからといって、今さら「障害の配慮をしてほしい」といい出しづらいのが普通です。
ただ、介護職で長く安定して働きたいときは、働き方には配慮してもらう必要があります。
このとき障害者雇用で就職や転職ができれば、働き始めたときから職場から理解が得られ、助けを必要とするときも気兼ねなく申し出ることができます。
以下は、病院が運営するグループホームの障害者雇用・正職員求人です。
高齢者の介護の仕事ですが、身体障害者、精神障害者双方の雇用実績があります。また、配慮が必要な時は相談に応じてもらえることがわかります。
このように雇用実績と配慮の申し出ができる職場であれば、同僚も障害者といっしょに働くことに慣れているので安心です。自分から言い出さなくても、手伝ってくれます。
このため、現在の職場で配慮や理解が得られず働きづらい思いをしているときは、働き方に配慮や理解のある障害者雇用求人で就職・転職を成功させましょう。
自分のペースで仕事できる訪問介護求人は精神障害者に最適
介護の仕事は前述の通り、協調性が必要です。ただ、協調性をことさら強いられて働きづらいと感じている人もいます。
特に精神障害者であっても介護の仕事をしている人は、神経症的傾向は強いので健常者と比べて疲れやすいです。
このとき訪問介護であれば、施設内の介護に比べてひとりで仕事ができる範囲が広いため、他の介護職に比べて仕事がしやすいです。
例えば以下は、住宅型有料老人ホームの障害者雇用・正社員求人です。
住宅型有料老人ホームの介護の求人です。集合住宅に居住する利用者に対する訪問介護であるため、担当する利用者を訪問して介護をして回ります。このため訪問のための移動の負担も少ないです。
なお、スケジュール通りの定型的な介護業務なので、臨機応変な対応が求められる介護ではありません。このため、発達障害者や精神障害者など、決められた作業を黙々と取り組むことに適している障害者は強みを発揮できます。
このように訪問介護であれば、自分の裁量でできる業務の範囲が多いため、介護の仕事であってもマイペースで仕事をしたい障害者であれば、訪問介護の求人を選びましょう。
日勤勤務・日曜休が必要ならデイサービス求人
介護職は前述の通り、夜勤・シフト制勤務や平日休が普通です。ただ勤務する施設によっては、日曜日や夜間は休館の場合があるので、それに合わせて勤務も日勤だったり、日曜日が定休日だったりします。
例えば以下は、通所利用者に対する生活支援やレクリエーションを行うデイサービスの障害者雇用・正社員求人です。
生活介助や健康チェックを行う求人です。この求人の勤務内容欄は以下の通りです。
勤務時間は午前8時45分~午後5時15分であり、週休2日のうち日曜日が定休日となっています。
デイケアは、日曜日や夜間は営業していないため、この求人のように勤務時間や休日が他の介護施設よりも恵まれている場合が多いです。このため生活リズムが整いやすく、仕事とプライベートの両立ができます。
精神障害者や発達障害者のように生活規律が必要な障害者は、こうした24時間体制の介護サービスではない施設の介護を求人を選びましょう。
障害者雇用では実務未経験・資格不問の求人がある
介護職は前述の通り、実務経験者や介護職員初任者研修の修了者などの資格がなければ、応募できない求人は多いです。
ただ、障害者雇用求人では、すべてがそのような資格が必須ではありません。応募条件で、実務未経験者や資格不問の求人はあります。
例えば以下は、介護付き有料老人ホームの障害者雇用・正社員求人です。
生活支援や看護補助など、介護全般の仕事です。介護未経験者も歓迎となっています。研修制度もあるので、働きながら介護職員初任者研修の修了を目指すことなどもできます。
また、必要な資格は車の運転免許だけであり、介護に関する資格は必要としていません。研修制度を充実させているので、働きながら介護初任者研修を修了することもできます。
このように実務経験者や資格必須の求人が多い介護職の中であっても、障害者雇用であれば資格不問の未経験者求人を応募することができます。そうして、実務を通じて介護のスキルと資格を取得して、長く安定して働くことができます。
このため、介護職員初任者研修を修了する前に就職や転職をしようとしている障害者や、別の職業などから介護職へ就職や転職をしたいと考えいてる実務未経験の障害者は、こうした求人を選びましょう。
介護の負担の少ないガイドヘルパーや補助職求人
介護職の求人は実務経験が条件となることが多いですが、障害者雇用は未経験者であっても応募可能の求人があります。
一方で、現在介護の仕事をしている障害者の中には、体調や症状が悪くなって仕事の負担を減らしたいと考えている人がいます。
他にも介護の実務未経験者の中には、負担の少ない業務から少しずつ仕事に慣れていきたいと考えている障害者もいます。
こうした障害者は、たとえ実務未経験者OKであっても、最初から本格的な介護の求人で仕事を始めないほうがいいです。
このとき障害者雇用の介護職には、介護の仕事の負担が通常よりも少なくて済む求人があります。それは、介護補助です。
例えば以下は、特別養護老人ホームの障害者雇用・正職員求人です。
介護全般の業務ですが、おもに食事を並べたり食器の片付け、ベッドメイキングや清掃・衣服整理などであり、すべてが介護の補助です。介護の負担となる身体介助、入浴・排泄など介助はありません。このため、普通の介護の仕事に比べて楽です。
介護職は3K(きつい・きたない・危険)の仕事のひとつといわれていますが、こうした介護の補助の求人であれば体調や症状が悪化していたり、実務未経験であったりする障害者でも十分仕事ができます。
介護職に転職しようとする未経験の障害者だけでなく、仕事の負担を減らしたい障害者は、最初からこうした負担が少ない求人でスタートして介護の仕事で長く安定して働きましょう。
介護タクシーなど介護業界以外で資格・経験が活かせる障害者雇用求人
これまでみてきた障害者雇用の介護職求人は、介護関連施設や事業所が大半です。ただ、介護業界以外でも介護の経験・資格を活かすことができる求人があります。
例えば以下は、タクシー会社の障害者雇用・正社員求人です。
この求人のような介護タクシーは、介護を必要とする高齢者や障害者にとって、移動手段として重要な存在です。介護タクシーの乗務員は福祉タクシーと違って、乗客のタクシーの乗り降りの介助ができるからです。
介護タクシーの乗務員は、ガイドヘルパーのように高齢者や障害者の移動を介護します。このため、介護職員初任者研修の修了者であることが必須です。
ただし、この求人の勤務時間は以下の通りです。
通常は一般的なタクシーの運転手なのでシフト制勤務であり、深夜勤などもあります。
このように介護タクシーの求人は、一般のタクシー求人と同じように勤務は不規則です。
ただタクシー運転手は、ひとりでできる仕事の裁量が広いというメリットがあるため、介護の資格を活かして有利に働くことができます。
こうしたメリットとデメリットをよく検討し、自分にとって少しでも最適な求人を選びましょう。
障害者求人転職活動で転職エージェントを活用すべき理由
障害をお持ちの方には、様々な転職サポートサービスがありますが、ハローワークだけでなく、障害者専門の転職エージェントもぜひ活用してみてください。
ハローワークは有益ですが、障害者専門のエージェントは、あなたに合った介護職を見つけるための専門的なサポートを提供しており、ハローワークにはないメリットがあります。
エージェントでは、障害や希望に合わせた仕事紹介から、書類作成、面接対策、企業との交渉、入社後のフォローまで幅広い支援をしてくれます。複数のエージェントに登録すると、より多くの求人にアクセスでき、異なるアドバイスも得られます。
ハローワークは無料で地域密着型ですが、求人数が多い分、障害に合わせた細かなサポートが不足する場合があります。企業側も障害者雇用の知識が足りないことがあり、ミスマッチが生じやすい点も課題です。一方、障害者専門のエージェントは、個別サポートや企業との交渉を無料で行ってくれるので、安心です。
転職は大きな一歩です。エージェントを活用して、理想の仕事を見つけましょう。
まとめ
介護職の求人は給与は障害者雇用であっても、一般的にいわれているほど給与は低くありません。ただ、シフト勤務で夜勤や休日勤務などがあります。
また専門性がやや高いため、応募条件で介護職員初任者研修修了者や実務経験が必要な場合が多いです。
ただ障害者雇用の場合、資格や経験不問の求人が多く、障害に合わせて業務内容や勤務時間など働き方に一定の配慮がある求人があります。
また、介護職ではチームワークをことさら強いられがちですが、訪問介護のように自分の裁量で仕事ができる範囲が広い求人もあり、自分のペースで仕事したいと考える人が多い発達障害者や精神障害者には適しています。
ほかにも、夜勤や休日勤務が普通である介護職の中でもデイサービスなど夜間や日・祝日が休みの施設であれば、それに合わせて休めるのでゆとりがあります。
さらに介護タクシーのように、福祉や介護施設以外で介護の経験や資格を活かせる求人もあるので、介護負担の少ない働き方をしたい障害者に適しています。
このように介護職は負担の大きい仕事ですが、障害者雇用では配慮を受けて働くことができたり、施設の特徴によって負担の少ない働き方が可能だったりします。
このため自分の障害に向き合い、どのような働き方であれば長く安定して働くことができるのかを考えて求人選びをしましょう。
障害者が就職・転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。転職サイトを利用しないで自力で求人を探すと、希望の条件の求人を探す作業だけでなく、細かい障害への配慮や労働条件の交渉もすべて自分でやらなければなりません。
一方で転職サイトに登録して、転職エージェントから求人を紹介してもらうと、非公開求人に出会うことができます。また、障害者特有の事情説明や交渉もあなたの代わりに行ってくれます。
ただし、転職サイトによって特徴が異なります。例えば「障害に応じた求人情報が多いか、少ないか」「転職エージェントが障害の特性に理解があるか」「転職後のフォローが手厚いか」などの違いがあります。
これらを理解したうえで転職サイトを活用するようにしましょう。そこで、以下のページで転職サイトの特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを認識して活用することで、転職での失敗を防ぐことができます。