こんにちは!
このブログを読んでくださっているあなたは、きっと「自分に合った働き方ってなんだろう?」「障害があるけど、正社員として働けるのかな?」と悩んでいるのかもしれませんね。実は、私もまったく同じ気持ちを抱えていました。
もくじ
「私がダメなんだ」と思い込んでいた日々
私は以前、一般枠で正社員の事務職として働いてたことがありました。頑張っているつもりなのに、どうしてもうまくいかない。締め切りを忘れてしまったり、何度もミスを繰り返してしまったり…。
周囲からは「こんな簡単なこともできないの?」と責められることも多くて、自分をどんどん追い込んでいきました。「努力が足りないんじゃないか」と自分を責め続け、毎朝会社に行くのが本当に辛かったのを覚えています。
診断で気づいた「自分らしい働き方」
そんなある日、「もう限界かもしれない」と思って心療内科を受診したところ、発達障害の傾向があると診断されました。
最初は戸惑いもありましたが、どこかホッとした気持ちもありました。ずっと自分の努力不足だと思っていたけれど、そうではなかったんだ、と。
以下は服用している薬です。

もちろん、診断を受けたからといって、急に仕事がラクになるわけではありません。でも、「自分の特性を知ること」が大きな一歩でした。それ以来、「無理に人に合わせなくていい。自分に合った環境を探せばいい」と思えるようになりました。
「障害者雇用」という選択肢を知る
それから私は、「障害者雇用」という働き方を知りました。さらに調べていく中で、障害者専門の転職エージェントがあることも知ったんです。
「一般枠にこだわる必要はない」「もっと自分を理解してくれる職場で働けるかもしれない」──そんな希望が生まれてきました。
正社員にこだわった理由
私が転職活動をする中で、どうしても譲れなかったのが「正社員として働くこと」でした。理由はいくつかあります。
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安定した収入が欲しかったから。経済的に安定すれば、将来の生活にも安心感が持てます。
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長く働きながらスキルを磨きたかったから。腰を据えて、自分のペースで成長したいと思っていました。
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福利厚生やサポートが手厚い企業が多いと感じたから。定期的な面談や障害に配慮した働き方の相談ができるのは、障害者雇用ならではの魅力だと感じました。
たとえば今、私はエンジニアとして働いています。正社員だからこそ、社内研修やOJTなどを通じて、少しずつスキルアップができています。
今の私は…
転職エージェントのサポートもあり、今の会社に正社員のエンジニアとして転職できました。今は、無理のないペースで仕事ができ、上司や同僚にも相談しやすい環境で、安心して働けています。
「やっと自分に合った場所を見つけられた」と思える日々を過ごしています。
正社員として働いて感じたリアルなメリットとデメリット
転職活動を経て、私は念願だった正社員としての就職を実現できました。
実際に働き始めて感じたことは、良い面もあれば、正直に言って「大変だな」と思う面もあったこと。
ここでは、私が実際に経験したメリットとデメリットを、包み隠さずリアルにお伝えします。
【メリット1】生活が安定し、将来の不安が減った
正社員になってまず感じたのは、経済的・精神的な安定感でした。
- 毎月決まった収入がある安心感
- 賞与(ボーナス)や昇給のチャンスがある
- 社会保険や有給休暇などの福利厚生がしっかりしている
特に大きかったのが、将来に対する漠然とした不安が減ったことです。
「来月の生活費どうしよう」といった心配がなくなり、仕事に集中できるようになりました。
【メリット2】「仲間」として扱ってもらえる安心感
契約社員やアルバイトのときは、「どこか距離を感じるな」と思うこともありました。
でも、正社員になってからは、社内での“立ち位置”が大きく変わりました。
・プロジェクトに深く関われるようになった
・社内イベントにも自然と呼ばれるようになった
・評価や昇進のチャンスが平等に与えられる
「自分はチームの一員なんだ」と感じられたことで、仕事に対するモチベーションも高まりました。
【メリット3】配慮や理解が得られる場面が増えた
私の場合、障害の特性により体調の波があるのですが、正社員になってからは、より柔軟な働き方を提案してもらえるようになりました。
- 体調に応じた在宅勤務の導入
- 定期的な1on1ミーティングでのフォロー
- 困ったときに相談しやすい体制
もちろん企業によって差はあると思いますが、私のように「正社員だからこそ」得られる配慮もあると実感しています。
【デメリット1】責任の重さにプレッシャーを感じることも
正社員になると、任される仕事の幅や責任の重さが増えます。
最初のうちは、
- 納期が重なると焦ってしまう
- ミスをしたらどうしようと不安になる
- 求められるスキルの高さについていけないと感じる
というプレッシャーがありました。
でも、その分やりがいも大きいですし、信頼されているからこそ任されているという実感もありました。
「分からないことは分からないと言ってOK」と思えるようになってからは、気持ちがグッと楽になりました。
【デメリット2】制度があっても、運用は職場次第
「障害者雇用=安心」と思いがちですが、実際には職場ごとに温度差があることもあります。
たとえば、
- 制度はあるのに、現場で浸透していない
- 上司が障害への理解に乏しい
- 配慮をお願いしても「前例がない」と断られる
こうしたギャップに直面することもありました。
だからこそ、事前の情報収集や職場見学、面談での確認が本当に大事なんだと改めて実感しました。
正社員=ゴールじゃない。働きながら見えてきた「自分のペース」
正社員になって、すべてがうまくいくわけではありません。
でも、働きながら気づいたのは、「自分に合った働き方」を探す旅は続いているということ。
・時短勤務や在宅勤務をうまく活用する
・信頼できる上司や同僚との関係を大切にする
・キャリアアップやスキル習得を少しずつ進める
そんなふうに、自分のペースでキャリアを築いていけばいい。
正社員という選択は、そのスタートラインに立つための一歩だったと、今は思います。
例えば以下は、IT会社の障害者雇用正社員求人です。
この求人なら、障害のある方でも一般の社員と同じように公平な評価を受けられそうですね。
実は、障害者と一般職の方が同じ仕事をしているのに給与や待遇で差をつけるのは法律で禁止されているんです。でも残念ながら、実際にはそうした差別的な扱いをしている会社がまだまだ多いのが現実なんですよね。
だからこそ、こういう風に公平な実績評価をちゃんと謳っている会社を選ぶのは本当に大切だと思います。私自身も転職活動をしたときは、できるだけ公平な評価制度がある職場を重視して選びました。
やっぱり働く上で「頑張りが正当に評価される」って、すごく大事なことですからね。能力や成果で評価してもらえる環境なら、きっとやりがいを持って働けるはずです。
次の章では…
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「自分に合った働き方」を本気で探している方だと思います。
次回は、私が実際に利用して本当に良かった「障害者向け就職支援サービス」について、詳しくご紹介します。
エージェント選びのポイントや、使ってみて分かったメリット・注意点などもお伝えしますので、ぜひご覧ください!
経験者が語る!正社員で働くリアルなメリット・デメリット
「障害者雇用で正社員って、実際どうなの?」
私も不安でした。でも実際に働いてみてわかった、リアルなメリットとデメリットをお伝えします。
お金のこと、働き方、人間関係…気になるところを正直に話しますね。
給料やキャリア、福利厚生ってどう?
正直、残業がほとんどない分、収入は前よりちょっと減ったかもしれません。
でも、基本給や福利厚生は一般社員と同じなんです。有給休暇もあるし、社会保険もバッチリ。
キャリアもちゃんと積めます。昇進やスキルアップのチャンスもあって、障害があるからって諦める必要はありません。
うちの会社では、障害のある人もない人も一緒に働いていて、不公平に感じたことはありません。
お互いのことを理解し合おうという雰囲気があって、安心して働けています。
責任やストレスへの配慮がありがたい
仕事の量や内容は、私の特性に合わせて調整してくれています。
私は人と話すのが少し苦手なので、飲み会も断ってOK。むしろ、「来てくれてありがとう!」と言われたこともあるくらいです。
また、まわりの人が少し厳しく注意されているのを見たとき、「私は配慮されてるんだな」と感じることもあります。
申し訳なさもありますが、そのぶん自分の仕事でしっかり貢献しようと気持ちが引き締まります。
心と体の健康が保ちやすい職場
前の職場がとても大変だったので、今の職場は本当にラクに感じます。
通院もしやすいし、必要な時には気兼ねなくお休みも取れます。
体調が不安定になりやすい私にとっては、この「安心感」が何より大きいです。
うちの会社は、障害がある人にも、ない人にもやさしい会社です。
ギスギスした雰囲気がなくて、毎日が落ち着いています。
もちろん、調子が悪い日もあるし、人間関係も100%うまくいくわけじゃないけど、無理せず相談できる環境があることは、本当にありがたいです。
正社員という働き方で得られたもの
障害者雇用の正社員として働くことで、私は心も体もすごくラクになりました。
「長く働きたい」と思える職場に出会えて、本当に良かったです。
もし今、「自分に合う働き方って何だろう?」と悩んでいるなら、安心して続けられる環境を選ぶことを大切にしてみてください。
私の体験が、あなたのヒントになれば嬉しいです。
面接で「合格」をつかんだ!私がやった準備と対策
「面接って何を聞かれるの?」「障害のこと、どこまで話せばいいの?」そんな不安、ありますよね。私も同じ気持ちでした。でも大丈夫!ここでは、私が実際に正社員の内定をもらえたときの、面接対策や準備、よく聞かれる質問とその答え方をお伝えします。
面接は「準備が9割」
面接でうまくいくためには、とにかく準備が大事です。しっかり準備しておけば、自信を持って話せるし、想定外の質問にも落ち着いて答えられます。
自分のことを深く知る
まずは、自分の「強み」と「配慮してほしいこと」を整理しておきましょう。
- 強みと障害特性の理解
私は発達障害があり、事務作業でミスが出やすいことを自覚しています。なので、「ダブルチェックを徹底する」「ToDoリストを使う」などの工夫をしています。こんなふうに、自分の弱点と、それへの対策を説明できるようにしておきましょう。 - 職務経験の整理
今までどんな仕事をして、どんなスキルがあるのかをまとめておきます。応募先の仕事に関連することは、特にしっかりアピールしましょう。 - 配慮してほしいこと
必要なサポートについても具体的に伝えられるようにしておくのがおすすめです。「通院のための時間確保」や「業務の指示を明確にしてほしい」など、できるだけハッキリと。でも、「配慮があるともっと力を発揮できます」という前向きな伝え方がポイントです。
会社のことをよく調べる
企業のホームページやニュースなどを見て、どんな会社かを知ることも大切です。
- なぜこの会社?
「なんでこの会社を選んだのか?」を自分の言葉で話せるようにしましょう。会社の考え方や仕事内容に共感したことなど、具体的に伝えられると、気持ちがしっかり伝わります。
よくある質問と答え方の例
面接でよく聞かれる質問と、私が実際に使った回答例をいくつか紹介します。
「ご自身の障害について教えてください」
答え方の例:
「私は発達障害(ADHD傾向)があり、細かいミスをしやすいです。対策として、重要な書類は必ずダブルチェックし、業務はToDoリストにしてチェックしながら進めています。作業中は静かな環境にして、集中できるようにしています。」
「これまでの職務経験と、それが当社でどう活かせるか」
答え方の例:
「前職では事務職でデータ入力や資料作成をしていました。特にExcelを使った集計やVLOOKUP関数などに慣れています。貴社では正確なデータ管理や論理的思考が求められると思うので、この経験は必ず活かせると考えています。」
「必要な配慮はありますか?」
答え方の例:
「発達障害の特性上、複雑な指示を一度に受けると混乱しやすいので、タスクは箇条書きで伝えていただけると助かります。また、月に1〜2回程度、通院のために半日休みをいただく場合があります。こういった配慮をいただければ、しっかりと業務に取り組めます。」
「仕事で困ったとき、どう対処しますか?」
答え方の例:
「まずは自分で調べてみますが、それでも解決できないときは、すぐに上司や同僚に相談しています。以前、システムエラーで困ったときには、すぐに報告して指示をもらい、スムーズに解決できました。」
「入社後、どんなキャリアを目指しますか?」
答え方の例:
「エンジニアとしてのスキルを伸ばして、将来的にはチームを引っ張るような立場になりたいと思っています。さらに、障害がある人も働きやすい職場づくりにも関わっていけたら嬉しいです。」
配慮を伝えたときの企業の反応で、会社の本質が見える
私は面接で配慮をお願いしたとき、企業によって反応が全然違いました。ちゃんと話を聞いてくれる会社もあれば、ちょっと反応が微妙なところも…。そういうときは、「この会社は自分に合わないかも」と判断するようにしています。
大事なのは、「配慮があれば、もっと活躍できます!」という前向きな姿勢を見せること。例えば、「静かな環境なら集中できます」「タスクが明確なら効率よく動けます」と伝えると、会社側もイメージしやすくなります。
面接は、企業を選ぶ場でもある
面接って、企業に自分を評価されるだけの場じゃありません。あなたにとって、その会社が本当に合っているのかを見極める機会でもあります。
あなたのことをちゃんと理解してくれて、力を活かしてくれる職場は必ずあります。自分らしさを大切にしながら、面接でしっかりアピールしてくださいね。
あなたの転職活動、応援しています!
正社員を目指す障害者の方へ|私が転職初期に知っておきたかった大切なこと
障害者枠での正社員就職・転職活動を始めたばかりの頃、「何から手を付ければいいの?」「これで合ってるのかな?」と悩んでいませんか?
私自身、最初は右も左も分からず、遠回りしてしまったことも多くありました。
だからこそ、この章では「私が転職初期に知っておきたかったこと」を実体験に基づいてお伝えします。
障害者雇用の正社員求人は「安定志向」の企業が多い
障害者枠での正社員求人を探す上で、企業側が最も重視しているのは、スキルや経歴よりも、**「長く安定して働けるかどうか」**という点です。
私も最初は「経験やスキルをいかにアピールするか」ばかりに意識が向いていました。でも、採用担当者の反応が明らかに変わったのは、「この会社で長く働きたい」「安定して貢献したい」という気持ちを素直に伝えるようになってからでした。
- ポイント:
- 自己PRでは**「継続的に働ける意欲」**もセットで伝えましょう。
- 面接では**「定着」や「貢献」の姿勢**を前面に押し出しましょう。
転職エージェントとの「相性」は想像以上に重要
ハローワークも利用しましたが、私にとっては障害者専門の転職エージェントの存在が非常に大きかったです。
実は、担当者との「相性」で転職活動のしやすさが大きく変わります。
同じ内容の連絡でも、「気を遣って疲れてしまう相手」もいれば、「何でも安心して相談できる相手」もいました。最終的には、一番相性が良いエージェント担当者を「主軸」に据えることで、転職活動がぐっとスムーズに。
求人紹介の精度も上がり、精神的にも支えられ、孤独や不安がぐっと軽減されました。
- ポイント:
- 複数のエージェントに登録し、信頼できる担当者を見つけましょう。
- 気を遣いすぎず、遠慮せずに相談できる関係性を築きましょう。
スケジュールは「完璧」を目指さない|プロに頼るのも戦略
転職活動では、計画を立てすぎると、うまくいかなかったときに自己否定してしまいがちです。
私も、最初は細かくスケジュールを組みすぎて挫折した経験があります。今回は、「完璧主義を手放す」ことを決意。
面接日程の調整や企業とのやりとりなどはエージェントに任せ、自分は「意思決定」と「面接の準備」に集中しました。その結果、精神的な負担が大幅に軽減され、前向きな気持ちをキープしたまま転職活動を継続できました。
- ポイント:
- 細かい業務は信頼できるプロに任せるのも手です。
- 自分一人で抱え込まない工夫をしましょう。
メンタル対策は最優先|「無理しない」を基準に動く
仕事と並行しながらの転職活動は、思っている以上に心身に負担がかかります。
だからこそ私は、何よりも**「無理をしないこと」**を最優先にしました。
たとえば、
- 睡眠は最優先で確保する。
- 体調が悪い日は活動を休む。
- 「完璧にやらなきゃ」より**「できる範囲でコツコツ進める」**姿勢を持つ。
自分を追い込みすぎず、コンディションを整えることで、安定した気持ちで転職活動を続けることができたと感じています。
焦らず、自分のペースで進めてOK
転職活動は、情報も選択肢も多く、思った以上にエネルギーが必要です。
でも、焦らなくても大丈夫。自分のペースで、できるところから始めれば、必ず道は開けます。そして、どうか一人で頑張りすぎないでください。
信頼できる支援機関や転職エージェントと一緒に、自分らしく働ける場所をじっくり探していきましょう。
あなたの就職・転職活動が、笑顔につながるものになりますように。心から応援しています!
もし、正社員として働き始めて困ったら?私の体験談と解決策
「せっかく正社員になれたのに、もし職場でうまくいかなかったらどうしよう…」
そんな不安を感じる人もいるかもしれませんね。私もこれまでの社会人生活の中で、様々な壁にぶつかってきました。
この章では、私が正社員として働く中で経験した具体的な困難と、それをどう乗り越えてきたのか、実体験を交えながらお話しします。
職場ミスマッチの対処法:正社員ならではの悩み
新卒で正社員として就職した時、私は事務職に配属されました。しかし、これが私にとって大きなミスマッチだったんです。
事務職は、正確さが命。少しのミスも許されない**「減点方式」**の評価で、毎日神経をすり減らしていました。自由な発想や創造性を活かせる場面はほとんどなく、ただ言われたことをこなす日々。
「もっと良くしたい」と改善提案をしても、「前例がない」「うちの会社では信頼性が最優先」と却下され、時には「余計なことはするな」とまで言われる始末。正社員として責任ある立場なのに、自分の力を発揮できないことに本当に苦しみました。
そんな中、転勤をきっかけに営業職へ異動することに。これが私の転機でした。
営業は裁量が大きく、成果で評価される世界です。私は電話営業に集中し、効率よく見込み客を絞ってセールスする戦略を実行。結果的に契約数が飛躍的に増え、やっと「正社員としての実力」を認められるようになったんです。
ミスマッチを感じたときの対処ステップ
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自分の強みを棚卸しし、適性のある部署へ異動希望を出す
会社によっては、社内公募制度やキャリア面談で異動のチャンスがあるかもしれません。自分の強みが活かせる場所を探してみましょう。 -
異動の見込みがない、経験不足で評価が得られないなら転職も視野に
頑張っても状況が変わらない場合は、別の環境で能力を発揮できる可能性があります。 -
同じ会社内でも社風や将来性が変わらないなら、早めに見切りをつける勇気も必要
無理して居続けることで、心身の健康を損なうこともあります。
ちなみに私の場合、営業職で成果を出し始めた頃に会社の業績が悪化し始めたこともあり、将来性を考えて転職を決意しました。
コミュニケーションと配慮の工夫:信頼関係を築くために
転職して新しい職場で働き始めた当初は、正直苦労しました。「質問したり、仕事を任せたりすると、同僚や上司に迷惑がかかるんじゃないか」と遠慮しがちだったんです。
そのせいで仕事の能力もなかなか上がらず、負い目を感じて、さらに質問や相談ができない悪循環に陥ってしまいました。
しかし、「これではまずい」と強く反省しました。正社員として長く働き、責任を果たすためには、周囲との信頼関係が不可欠だと痛感したんです。
実践したこと:報連相の徹底
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進捗状況を細かく報告する
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問題が起こりそうなら連絡する
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困ったことがあれば遠慮せず相談する
これを続けた結果、周りも私のことを理解してくれるようになり、以前よりもずっと働きやすくなりました。
遠慮せずに頼ること、そして積極的にコミュニケーションを取ることが、良い関係を築く鍵だと実感しています。
体調と仕事のバランス:無理せず働くことの重要性
正社員という責任ある立場だからこそ、通院や急な体調不良の時に「言い出しづらいな…」「サボっていると思われたくないな…」と感じることがありました。
障害の特性上、体調の良し悪しに波があるのは仕方ないことなのですが、無理をして働いてしまうことも少なくありませんでした。
しかし、障害者雇用で今の会社に転職してからは、大きく変わりました。仕事の成果はもちろん、精神面でも格段に楽になったんです。配慮がある環境だからこそ、以前のような「無理」をする必要がなくなりました。
キャリアの考え方:正社員だからこそ得られるもの
障害者雇用で正社員として転職したことで、責任感を強く意識するようになりました。同時に、長期的な就労を視野に入れ、じっくり腰を据えて働くことができています。
契約社員も選択肢にはありましたが、正社員を選んで本当によかったと感じています。
やはり、契約社員と正社員では、
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同僚からの接し方
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任される仕事の責任の度合い
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決裁の権限
といった面で明らかな違いがあります。
私は大きな出世を望んでいるわけではありません。しかし、**「もし求められればいつでもその立場で働けるようにしておきたい」**という気持ちがあります。だからこそ、今のうちにスキルや能力を向上させ、体調も万全にしておきたいと考えています。
配慮と理解がある障害者雇用で正社員として転職できたことで、私自身も成長し、より充実したキャリアを築けていると実感しています。あなたの働き方も、きっと見つかるはずです。
あなたらしい正社員の働き方を見つけるために
ここまで、私が障害者雇用で正社員として働くまでの道のり、そして実際に働いてみて感じたリアルな体験談をお話ししてきました。求人探しの工夫から面接対策、そして入社後の困りごととその乗り越え方まで、少しでもあなたの参考になったなら嬉しいです。
一歩踏み出す勇気が、未来を変える
私自身、以前は「自分には無理だ」「どうせまたうまくいかない」と、諦めかけていた時期もありました。発達障害という診断を受け、自分の特性と向き合う中で、たくさんの壁にぶつかってきました。
しかし、**「自分らしい働き方を見つけたい」**という強い思いを胸に、一歩踏み出したことで、今の充実した毎日を手に入れることができました。
「できない」と決めつけず、「可能性」に目を向けよう
大切なのは、「障害があるからできない」と決めつけないこと。
そして、**「配慮があれば、あなたも正社員として活躍できる」**という可能性を信じることです。
小さな一歩でも、前に進むことが未来を切り拓く第一歩になります。
あなただけの「理想の働き方」を見つけよう
正社員としての働き方は、
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安定した収入
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キャリアアップの機会
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充実した福利厚生
といった多くのメリットがあります。
しかし、何よりも大切なのは、あなたが心身ともに健康で、長く働き続けられる環境を見つけることです。
自分に問いかけてみてください
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あなたの強みは何ですか?
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どんな配慮があれば、もっと力を発揮できますか?
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どんな職場で、どんな風に働きたいですか?
経験談から得られるヒントを活かして
このブログで紹介した私の経験談が、あなたがこれらの問いに向き合い、あなたらしい正社員の働き方を見つけるための一助となれば幸いです。
障害者が就職・転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。転職サイトを利用しないで自力で求人を探すと、希望の条件の求人を探す作業だけでなく、細かい障害への配慮や労働条件の交渉もすべて自分でやらなければなりません。
一方で転職サイトに登録して、転職エージェントから求人を紹介してもらうと、非公開求人に出会うことができます。また、障害者特有の事情説明や交渉もあなたの代わりに行ってくれます。
ただし、転職サイトによって特徴が異なります。例えば「障害に応じた求人情報が多いか、少ないか」「転職エージェントが障害の特性に理解があるか」「転職後のフォローが手厚いか」などの違いがあります。
これらを理解したうえで転職サイトを活用するようにしましょう。そこで、以下のページで転職サイトの特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを認識して活用することで、転職での失敗を防ぐことができます。